ここ最近、一部の人には話してましたが、MT4というツールを色々といじって開発を続けておりまして、一段落しましたので、ちょっとこの投資業界のネタばらしと実態をお伝えしたいと思います。
割と高額品売ってる人からすれば、言わないでくれ!!のオンパレードかもしれません(笑)
このMT4というツールは大変優れている投資系のツールでして、
なんと無料で利用が可能となります。
普通のチャート分析だけならず、決められたロジックにおいて、矢印を表示したり、アラート音を鳴らしたり、さらには、自動で売買を行うツールまで開発が出来ます。
ぐぐって貰えればわかりますが、開発方法自体は、かなり事細かに案内がありますので、
勉強すればそうしたツールの開発は出来るようになるでしょう。
流石に全くのPC初心者や投資初心者ですと、厳しいですが、
ある程度知識がある人なら、きちんと勉強すれば、数ヶ月から遅くとも1年でマスター出来るレベルです。
で、このMT4を利用したツールというものが、巷では大変高額で販売されております。
主な取引対象は2種類、バイナリーオプションとFXですね。
一定のロジック下において、取引タイミングを指示してくれたり、
自動で売買してくれるツールですので、
「勝てる人」が作ったロジックがあれば、儲かるのではないか?という期待値から、
かなり割高な形で取引されていたりします。
高額=勝てるツールという幻想があるのでしょうか。
30万、50万、下手したら100万という価格です。
高いものはもっと高いのかな?
そのロジックに価値があるんですよ!という人がいるかもしれませんが、
やろうと思えば、MT4を使い、そのツールの取引結果から、
ロジックそのものも、解明も出来てしまいます。(複雑なものですと時間はかかりますが・・)
私の場合、多分どのようなものでも10万円もあれば作れてしまいます。
本来は、どういう条件下で勝てるか?というロジックが価値を決めるはずですが、
高額でも吃驚するくらい酷いロジックのものが売ってますので、
マーケティングを仕掛けたもの勝ちになってる面は否めないなぁという印象です。
色々調べていくうちに、大体の仕組みもわかったので、
開発者を見つけてきて、じゃあ、自分でも作ってみようということで、
バイナリーツールと、FXの自動売買ツールを試しに両方作ってみました。
これ作ってみようと思った大きな理由の一つとして、
MT4では、過去の取引チャートから、
現在自分が採用しているロジックで、バックテストが出来る点ですね。
例えば一つ、自動売買ツールを作ったとして、
それが過去1年間どれくらいの勝率であったか、
10万いれていたとしたら、どれくらい増えたのかを計算して出してくれるのです。
こういうことが出来るなら、色々とロジックを考案してバックテストを繰り返していけば、
自分の理想のツールが開発できるじゃないか!!と思ったわけです。
ただ、そこまで甘くもなくて、
バックテストは、あくまでも過去のチャートを元に出しているので、
将来の為替の値動きについて保証が出せるものではありません。
言われれば当たり前のことなのですが。
なので、やりすぎは良くないということです。
簡単に理由を説明するならば、
例えばですが、極端な話、2014年のチャートを元に、10万円が1年で5億円になったロジックを開発したとしましょう。
が、これを使って2016年に取引しても、すぐにロスカットで損切りされてしまったりします。
FX用語で、カーブフィッティングって言うんですが、「過剰最適」という意味で、
過去のチャートでどれだけうまくいっても、あまり過剰に最適化されると、
ほかのチャートでは全然上手くいかなくなってしまうという現象です。
取り合えず、色々とバックテストした結果、
昨年、今年と平均月利15%超える結果を出す自動売買ツールが出来ました。
完全放置で勿論、ロスカットはありません。
開発者とあーでもない、こーでもないと作る過程は楽しかったです。
が、先ほどのカーブフィッティングの概念があるため、
バックテストの繰り返しで、これ以上の結果を追い求めることは意味がないと判断し、
取り合えずこれにて完成としました。
まあ、将来においては全くどうなるか保証なんて出来ませんけどね。
ロジカルに考えた場合は、ロスカットもないし勝ちやすいかなーというところです。
今のところは、調子が良さそうですが。
色々と開発しながらも、ほかの開発者の方、販売している方、
色々な人から情報集めて見ましたが、
結論から言えば、投資で稼ぎたければ自分で勉強して、
実践するのが一番結果が出ます。
何より、リスクコントロールの概念が大事です。
資金管理ですね。
溶かしちゃ意味がないので。
非常に投資で稼いでいる人たちから話を聞くと、
勝てる要素っていうのが、大体見えてきました。
その中で最も勝つために必要なものは・・・
資金量でした。
身も蓋も無いんですが・・
結局、ロスカットされないために耐えれる資金量、
負けたとしても、再度ゲームにチャレンジできる資金量、
これが無い人は、ロスカットした時点で資金量が無くなり、
ゲーム退場となってしまいます。
日給1000万とか、2500万という方々ともお会いして話を聞きましたが、
基本的に同じですね。利大損小の考え方で、投資を行うにしても、
やはり、資金は増やしていって、より勝ちやすくしていくことが必要という当たり前の結論です。
中には1ヶ月で10万円が5000万円になるという化物のような方もおりましたが。。
例外中の例外でしょう。1度だけのラッキーではないと聞いて、
果たしてどれだけの人が信じるでしょうか。イルニハイルンデスケドネ。
例えば先ほどの自動売買ツールも、
鬼ほど資金量があり、レバレッジを資金量に対してそれこそ1倍とか0.5倍とかにして、
それでも取引できるロットが数枚、数十枚普通にあるようであれば、
簡単に稼げます。
単純に1000万無くなっても屁でもない人は、
1000万稼ぐのは簡単ということです。
ここら辺が投資の恐ろしいところですね。
資金量があれば、ロスカットは原理的にほぼ無いですからね。
最悪含み損を抱え続けるので、5年、10年単位で資金引き出せない可能性は出ますが。
ゲームオーバーにはならないということです。
逆に資金が少ないのであれば、取引量を最小にしていく感じですね。
私のツールなら、10万円の資金に対して、0.01lotとかが適正だと思います。
そうすれば数百円とか多くて数千円くらいでの取引結果になるので、
自動売買でも、ストレスが無くできると思います。
10万円いれておけば、毎月1万円ちょいのお小遣いが期待できると思えば、
悪くないですし、気持ちも楽じゃないですかね。
この「ストレスの無さ」は特に投資初心者には大事だと思います。


実際のテスト結果ですね。左が30万円の資金の場合、
右が10万円資金の場合、どちらも1ヶ月経たない位です。
ほとんどの人が、投資でお金を溶かす、
高額な商品を買って失敗するのは、
「一発逆転」を狙いすぎるからだと思います。
きちんと勉強して、
身の丈にあった形で、取引をすることをおすすめします。
で、この自動売買ツール以外で、私が最初のバイナリーツールを作ろうと思ったきっかけは、
時給バイトで働いていてお金に困っている知り合いが増えたからです。
例えば1日5000円かけて、勝ったら4000円という形ならそうストレス無く出来るよなと。
ルノアールで時給1000円で、毎日働くってちょっと流石に不味いだろうと。
もっと自己投資できるように、時間もお金も生み出さないと現状から抜け出せないですからね。
こういう人って。まあ、人柄とかダメな人までどうこうしたいとは思いませんが。
バイナリーはそのきっかけの一つになりうるなと思ったわけです。
例えば、理屈でいえば期待値で6割5分とか低い値でやったとしても、
数万円の利益にはなるわけです。
最初に掛金を絶対に小さくしてやるようにすれば、
悪くないんじゃないかなーと。1000円からかけれますし、
たとえ1日800円の利益でも、20日あれば16000円ですからね。
で、取り合えず巷の高額品よりは勝てるツールを作ろうと思い、
実際にテストして作りました。

割といい勝率だと思います。
それで、何人か集めて「無料で」テスターとして協力してもらい、
実践して貰いました。
が、お金に困っている人程、負けました。
先ほどのかけた金額に対するストレスの大小で、
勝ち負けが大きく左右されるという結論になりました。
小さく買って、大きく負けるのです。
利大損小ならず、利小損大です。
これは失うことを恐すぎた結果こういう取引を繰り返すのだと分かりました。
焦れば焦る程負けまくります。
同じ期間同じツール使っても、10万円を3万円にした人がいれば、
10万円を27万円にする人もいます。
この差が実態としてどうしても出てしまうことも分かりました。
なので、ツールだけでは絶対にダメですね。
自分で学ぶ姿勢は必須です。これも当たり前ですが、
目の前で明らかに勝てる人、負ける人がくっきり分かれました。
やはり、人任せで思考停止の人よりも、
自分で勉強して、勝つ気でやってる人の方が勝ちます。
色々な人見ていて、これははっきりしました。
これ、ロジカルに説明しきれない部分なのですが、結果がそうなので、
自助努力はどんなツール使っても必要だよということです。
なのでルールを決めて、機械的にやらせたところ、
負け人数は大幅に減りました。
一番大きな点は、気持ちが揺さぶられない点です。
負けパターンに嵌らないんですね。
バイト生活や非常に低い賃金で苦しんでいて、現状から抜け出せない人に、
大事なことって、違った概念があるんだよと示すことです。
危うく逆のイメージを植え付けてしまう所でしたので、結果は出てよかったです。
ずーっと同じルーティーンを回していても生活はよくなりません。
何故なら、ずっと頭の中にあるものが変化しないからですね。
今の自分自身の思考とそれによる行動の結果が、
自分の現状を創り出しているので、変えたければ新しい発想は絶対に取り入れざるを得ません。
変化に対応せざるを得ません。
そこらへん、気づくきっかけになればいいなーで作ってみました。
なので、最初は徹底的に資金管理の重要性を伝えた上で、
ルールを決めて、余剰資金でやることが、投資初心者には絶対的に必要ですね。
それが嫌で投資で一発逆転を狙って高額商品買うのは止めましょう。
ツールがあるから勝てるは、思考停止なのは一目瞭然です。
ギャンブルです。絶対にやってはだめです。
ほとんど溶かして無くなると思います。
経営でも投資でも、絶対に死なないことが大事です。
リスクには死ぬほど臆病な面も持っておくべきです。
常に余裕をもつことは超絶大事。
逆に補助として捉えて余剰資金で勝負するなら有りです。
投資は、「勝つべくして勝つ、勝つまでやれば勝ち」が、
大原則です。途中で敗退は致命傷になりかねません。
余剰資金以外は、ギャンブルしちゃだめです。
不動産投資も一緒ですね。
最初の仕込みで失敗する位ならやらない方がいいわけです。
きちんと勉強して、足使っていればいつかチャンスはきます。
なので、自分自身の資産状況を把握した上で、
徹底的にロスカットがされない形で守れていれば、
やはり「お金に働いてもらうこと」は、
資産形成の上でとても大事だと思います。
私は、自分の頭に投資することが、最もリターンの高い投資だと思っていますが、
それでも、やはり投資自体は勉強して少しでもやっていきたいと思ってます。
にしても、新しいもの知る時ってワクワクしますよね。
色々と極めたくなります。
そういう意味で、MT4はとても面白い素材でした。
後、最後に投資助言系の法律について。
金融庁が公表する「監督指針」はこうしたサービスする人は一度見ておくべきでしょう。
はっきり違反行為が多すぎます。
監督指針の中では、まず
不特定多数の者を対象として
不特定多数の者が随時に購入可能な方法により
有価証券の価値等又は金融商品の価値等の分析に基づく投資判断(投資情報等)
を提供する行為は、投資助言・代理業に該当しないという考え方を原則として示し、
このような投資分析ツール等のコンピュータソフトウェアの販売については、
「販売店による店頭販売や、ネットワークを経由したダウンロード販売等により、誰でも、いつでも自由にコンピュータソフトウェアの投資分析アルゴリズム・その他機能等から判断して、このソフトウェアを購入できる状態」
で販売する場合、このソフトウェアの販売等を行う者は、投資助言・代理業の登録を要しない旨が示されています。
ただし、ここからが重要!!
「例えば、不特定多数の者を対象にする場合でも、インターネット等の情報通信技術を利用することにより個別・相対性の高い投資情報等を提供する場合や、会員登録等を行わないと投資情報等を購入・利用できない(単発での購入・利用を受け付けない)ような場合には(投資助言・代理業の)登録が必要となることに十分に留意するものとする。」
という考え方が示されているんですね。
当該ソフトウェアの利用に当たり、販売業者等から継続的に投資情報等に係るデータ・その他サポート等の提供を受ける必要がある場合には、(投資助言・代理業の)登録が必要となる場合があることに留意するものとする。
ということも記載されております。
株式の銘柄選定ソフトやFXの自動売買ソフトなどの販売等を行うにあたっては、
① 会員登録等を行わないと購入・利用できない(単発での購入・利用を受け付けない)
② 販売業者等から継続的にソフトやシステムに係るデータ・その他サポート等の提供を受ける必要がある
といったケースでは、投資助言・代理業の登録が必要となる可能性が高いことに十分に注意をしなければいけません。
売り切り以外のサービス提供する場合は、最低でも、登録が必要ということですね!
意外とここら辺知らない人が、多いんですよねえ。
なので、売る場合は誰でも取得出来る所で売り切り、
サポートは無し、会員コミュニティも作らない形でやるべきということですね!
まあ、いずれにせよ専門家に相談することが大変大事だと思います。
バックエンドとかでコンサルやっているケースは、ほぼ多分アウトだと思います。